十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

走るって楽しい!(8)「十勝19市町村 足腰を鍛える健康インフォメーション」

帯広市内では北親福祉センター(写真)、栄福祉センターなど、一部地域で教室を開催。10月から始まる教室の参加希望者は、NPO法人ふまねっと帯広支部(下の表に電話番号あり)へ連絡を

 十勝の各市町村では、健康にまつわるさまざまな事業や教室を行っています。どれも気軽に利用できるので、体力づくりに役立てよう。

運動や健診でポイントをゲット!「健康ポイ活」
 ウオーキングしたり、健診を受けたりすることでポイントがもらえ、たまると地域で使える商品券に交換できる―。健康づくりに取り組むと報酬を得られる事業が、十勝管内の多くの市町村で行われている。

 こうした試みが広まったのは、2016(平成28)年、道の呼びかけで始まった「北海道健康マイレージ事業」がきっかけ。この事業は終了しているものの、各地域で独自の取り組みに発展し、住民の健康づくりに一役買っている。

 参加の方法は地域ごとに異なるが、基本的には専用のアプリやポイントカードに記録し、市や町の窓口で景品をもらうという流れ。実施している市町村は下記で確認を。

■各市町村における「健康マイレージ事業」
帯広市
問い合わせ先:帯広市 市民福祉部 健康保険室 健康推進課 健康づくり係
Tel:0155・25・9721
名称:帯広市健康マイレージ事業
対象になる人:帯広市民、または市内に通勤・通学している人
始めるツール:スマートフォン用のアプリ「SPOBY(スポビー)」をダウンロード
ポイントのため方、交換法:歩数に応じてポイントがたまり、たまったポイントを商品などと交換。交換場所は各店舗または帯広市保健福祉センター1F総合案内
景品:飲食店のクーポン券、スポーツジムのお試し体験、施設の無料券など

音更町
問い合わせ先:音更町役場 保健福祉部 健康推進課 健康推進係
Tel:0155・42・2712
名称:音更町ヘルスケアポイント事業
対象になる人:18歳以上の町民
始めるツール:町公式LINEアカウントを友だち追加またはポイントカードを使用
ポイントのため方、交換法:道の駅おとふけ総合案内所または道の駅ガーデンスパ十勝川温泉館内インフォメーションにて交換。ポイントカードの場合は、音更町保健センターでの交換
景品:20ポイントで道の駅で使える500円クーポン券

幕別町
問い合わせ先:幕別町役場 保健課健康推進係
Tel:0155・54・3811
名称:幕別町行政ポイント事業
対象になる人:18歳以上の町民(事業により異なる)
始めるツール:町内の加盟店で利用できる「まくpayカード」を使用。同カードは保健事業参加時に配布のほか、町商工会の加盟店で作成可(一部店舗除く)※健康以外の事業もあり
ポイントのため方、交換法:各種保健事業参加でポイントを付与。ポイントは加盟店で利用できる
景品:1ポイント=1円で利用可

芽室町
問い合わせ先:芽室町役場 健康福祉課 保健推進係
Tel:0155・62・9723
名称:めむろ健康ポイント
対象になる人:35歳以上の町民
始めるツール:町健康福祉課や町内の運動施設・医療機関などで配布している「健康ポイントカード」にポイントをためる
ポイントのため方、交換法:毎月10・25日に町健康福祉課窓口で受け付け
景品:「健康ポイント」1個を町内の買い物などでポイントがたまる「Mカード」の100ポイントへ交換

鹿追町
問い合わせ先:鹿追町役場 保健福祉課 健康推進係
Tel:0156・66・4037
名称:健康ポイント事業
対象になる人:20歳以上の町民
始めるツール:鹿追町HPからダウンロード、もしくは町トリムセンターで入手できる事業参加申込書に必要事項を記入して同センターに申し込み、健康ポイントカードを受け取る
ポイントのため方、交換法:各種健診や教室に参加でポイント付与。ポイントが満点(500ポイント)になったら、町商工会で引き換え
景品:500円分の商品券

清水町
問い合わせ先:清水町役場 保健福祉課 健康推進係
Tel:0156・67・7320
名称:清水町健康ポイント制度
対象になる人:すべての町民
始めるツール:清水町ハーモニーカード商店会が発行する「ハーモニーカード」を使用
ポイントのため方、交換法:町内のハーモニープラザ2F、保健福祉センター、役場御影支所、老人福祉センターに設置されたチャージ機でチャージできる
景品:100ポイント=100円として、清水町ハーモニーカード商店会での買い物に利用可

士幌町
問い合わせ先:士幌町役場 保健福祉課 健康推進係
Tel:01564・5・2108
名称:しほろ健康マイレージ事業
対象になる人:18歳以上の町民
始めるツール:町保健福祉課で登録用紙に記入し、専用の台紙とマップを受け取り参加
ポイントのため方、交換法:「運動」「健診」など、コースに合わせたスタンプの数に応じて、町保健福祉課で商品と交換
景品:町内で利用できる商品券など3,000円相当

上士幌町
問い合わせ先:生涯活躍のまち かみしほろ
Tel:01564・7・7630※健康ポイントについて
名称:SDGsポイント事業
対象になる人:18歳以上(高校生を除く)の町民、または町内の事業所に勤務する人
始めるツール:「タニタヘルスリンク」の活動量計、または歩数計アプリ「ヘルスプラネットウォーク」を使用
ポイントのため方、交換法:500ポイントたまるごとにバルーンスタンプ協同組合のポイントに自動移行
景品:1ポイント=1円として、バルーンスタンプ協同組合加盟店で利用可

中札内村
問い合わせ先:中札内村役場 福祉課 保健グループ
Tel:0155・67・2321
名称:中札内村七色献立プロジェクト健康ポイント事業
対象になる人:18歳以上の村民、または村内で勤務をしている18歳以上の人
始めるツール:初参加の場合はサツドラ中札内店へ。継続参加はサツドラ中札内店か、インターネットから手続き
ポイントのため方、交換法:中札内村商工会議所窓口にて、健康ポイント交換申請書を提出
景品:健康ポイント1Pt=1円として、「基本コース」「チャレンジコース」ごとに景品交換が可能。詳細はHPの確認を

更別村
問い合わせ先:更別村役場 保健福祉課 保健推進係
Tel:0155・53・3000
名称:さらべつ健康 ポイントラリー
対象になる人:19歳以上の村民
始めるツール:全戸配布済みのチラシ、もしくは更別村HPから用紙をダウンロード
ポイントのため方、交換法:健診や教室などに参加して、応募用紙(チラシ)にポイントをもらう。ポイントがたまったら必要事項を記入して、村保健福祉課へ提出
景品:5ポイント以上で参加賞、10ポイント以上はどんぐり商品券1,000円分、15ポイント以上は「美味しいものセット」3,000円分相当

池田町
問い合わせ先:池田町役場 保健子育て課 保健推進係
Tel:015・572・2100
名称:池田町健康マイレージ事業
対象になる人:20歳以上の町民
始めるツール:町保健センターなどの施設や、町HPから入手できる「健康マイレージカード」に必要事項を記入して町保健センターに申し込み、ポイントカードを受け取る
ポイントのため方、交換法:ポイントを達成したら、町保健センターへカードを提出
景品:6ポイントで減塩しょう油1本。さらに「チャレンジコース」に進んで10ポイントを達成すると、町内で利用できる2,000円分の商品券が抽選で当たる

本別町
問い合わせ先:本別町役場 健康管理センター
Tel:0156・22・2219
名称:ほんべつ健康ポイント事業
対象になる人:18歳以上の町民
始めるツール:対象事業へ参加してスタンプカードをもらうか、町役場健康・こども課(Tel:0156・22・8130)または町健康管理センター(Tel:0156・22・2219)へ連絡して事前にカードをもらう
ポイントのため方、交換法:10スタンプたまったカードを町役場健康・こども課、もしくは町健康管理センターへ提出
景品:1,000円分の商品券

浦幌町
問い合わせ先:浦幌町役場 保健福祉課
※健康に関することTel:015・576・5111
教育委員会※運動に関することTel:015・576・2127
名称:行政ポイント(ハマナスポイント)
対象になる人:すべての町民
始めるツール:対象事業所での買い物などでポイントがたまる「ハマナスカード」を発行して使用。同カードはハマナス商工会の加盟店で作成可
ポイントのため方、交換法:加盟店での買い物や対象の健診・運動に参加でポイント付与 ※健康に関する以外の事業もあり
景品:町内の対象店にて1ポイント=1円で利用可

足寄町
問い合わせ先:足寄町役場 福祉課 保健福祉室 保健推進担当
Tel:0156・25・2571
名称:あしょろ健康ポイント
対象になる人:20歳以上の町民
始めるツール:使用するチラシは全戸配布済。もしくは町福祉課保健福祉室で手に入れ、該当の箇所をチェック
ポイントのため方、交換法:対象の健診・事業を受けたらチェックを入れ、全6ポイントをためる。たまったら町福祉課保健福祉室で商品と交換
景品:町内で利用できる1,000円分の商品券

簡単なステップで足腰と脳を鍛える「ふまねっと運動」

専用の「ふまねっと」を使用し、インストラクターの指示通りにマス目を移動する


 50cm四方のマス目でできた約4mのネットを床に敷き、その線を踏まないようにゆっくりと移動して体を動かす「ふまねっと運動」。高齢者や心身に障がいがある人も挑戦でき、ステップにアレンジを加えたり手拍子を入れたりと、動きのバリエーションも豊富。続けることで歩行や認知機能の改善などに役立つという。

 同運動は2004年、北海道教育大学釧路校・生涯教育課程身体スポーツ領域の授業の一環としてスタート。北澤一利さん(元同校教授・認定NPO法人ふまねっと理事長)が学生と開発に取り組み、地域住民の間で親しまれたのがきっかけだ。気軽に参加できることから、全道をはじめ全国各地に愛好者の輪が広がっている。

 十勝管内でも各市町村で教室が行われている。お試しで参加できる教室もあるので、近くの窓口へ問い合わせを。


初心者でも安心なウオーキングコース「すこやかロード」
 ウオーキングを始めるなら、北海道健康づくり財団の「すこやかロード」を参考にするのがお勧め。

 道内のウオーキングコースを紹介する「すこやかロード認定事業」は、運動を推進するための環境整備を目的に、2006(平成18)年からスタート。各市町村が届け出て、環境や距離などの条件を満たすと認定される。
 99市町村、198コースの登録(24年8月現在)があり、十勝管内では9市町村が参加。同財団のホームページにコースの詳細が掲載されているのでチェックを。

すこやかロードの一例(帯広市)


<十勝の参加エリア>
帯広市、幕別町、芽室町、新得町、士幌町、中札内村、広尾町、豊頃町、足寄町
問い合わせ先 Tel:011・232・5500(北海道健康づくり財団)
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※フリーマガジン「Chai」2024年9月号より。
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