十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

トカチで推し活(5)「この人を推したい!十勝のスターが大集合 パフォーマー~RUIさん、綴家段落さん」

大道芸人 Performer RUIさん
<Profile>
専門学生時代、所属していた奇術研究会でジャグリングを始め、大道芸の道へ。卒業後は幼稚園教諭として勤務する傍ら、パフォーマンス団体、サーカス学校などを通じて技術を磨く。昨年からプロの大道芸人として全道各地を飛び回る

手に汗握る大技で会場を沸かせる
 不安定な板の上に立ち、ジャグリングやけん玉を披露する大道芸。自然と大きな拍手を送りたくなるほど観客を引きつける大技ばかりだ。「一歩間違えれば大事故につながる。恐怖心はあります」と帯広を拠点に活動するプロ大道芸人のRUIさん。「今は筒の上に板とパイプ椅子を置き、その上で倒立する大技に挑戦中」と常に客を楽しませるため、恐怖心と戦いながら新技とも向き合う姿勢を忘れない。

 ジャグリングやシガーボックスなどの大道芸が中心だが、要望があればバルーンショーやバルーングリーティングも可能。「子どもが好きなので幼稚園や保育所などに呼んでもらえたら。子どもたちに笑顔の花を咲かせたい」。次々と繰り出す巧みな技と軽快なトークで場を盛り上げる。

推しPOINT!
サーカス学校で磨き上げたローラーバランスはピカイチ!

参加予定のイベントは、HP内のカレンダーのチェックを


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アマチュア落語家 綴家段落(つづりやだんらく)さん
<Profile>
小学校の教員として勤務する傍ら、落語を学ぶ。教職をリタイアした後は帯広へ移住し、古典はもちろん名作をアレンジした落語にも挑戦する。帯広での「こてんこてん寄席」のほか、札幌で年4回の独演会を開催

楽しい落語で十勝を明るく
 小道具の扇子はきせるに、手ぬぐいは財布へ―。はなし家の巧みな話術が、見る者の想像をかきたてる。2006年に札幌でアマチュア落語団体「札幌落語倶楽部」を立ち上げ、2年前から拠点を十勝へ移して活動しているのが、綴家段落こと大原雅樹さん。玄人はだしの落語で地域の人々に笑いを届けている。

 東京で見た生の寄席で感銘を受け、50歳で落語を始めた段落さん。以来稽古を欠かさず、レパートリーは約50席まで増えた。

 十勝では「道東落語倶楽部・こてんこてん」の代表を務める。帯広市内で定期的に落語会を開くほか、道内の小学校で行う「出前落語高座」もライフワーク。「お声がかかればどこへでも出張します」と段落さん。〝落語の伝道師〞として十勝中を巡る日々は続きそうだ。

推しPOINT!
予備知識がなくても楽しめる!

「今は十勝がホームグラウンド。もっと落語の面白さを伝えたい」と段落さん


推してね!YouTube

<Info>
3月2日(土)14時~(13時30分開場)
「こてんこてん寄席 其の六」
とかちプラザ3F 講習室307 
料:木戸銭500円
問い合わせ:090・7583・9282(大原さん)
※現在メンバーは6人。一緒に落語を披露する仲間を募集中。詳しくは電話で問い合わせを

※フリーマガジン「Chai」2024年3月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。