十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

JICAと学ぶ!~世界の子育て(2)「ミャンマー スーさん」

ミャンマー連邦共和国 スー・テッ・ムエ・ナイン(Ms HSU Thet Hmue Naing)さん
100日祝う金のリング

 ミャンマーの人々は、子どもたちのことを「私たちの宝」を意味する「ヤダナー」と呼び、すべての子どもを大切に考えています。

 名付けをする「命名の日」では、生まれた曜日によって付けられる名前と、父や祖父母の名前を受け継ぎます。ほかにも、部族ごとに多くの伝統的なイベントがあり、生後100日のお祝いには、赤ちゃんに金のリングやネックレスなど、特別な贈り物をします。そして、寺院へ食べ物や僧侶の日用品をプレゼントするのが習わしです。

生後100日祝いで金のアクセサリーを身に着けたスーさんの娘


 ミャンマー、特に古代ビルマの考えが根強い農村部では、伝統的な子育てを重要視しています。しかし、都市部では徐々に医学的な考えに古い慣習が変わりつつあります。例えば「母乳が出やすくなる辛いスープ」。私は夫と相談して栄養バランスの良い別のスープを食べていました。



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 JICA研修員や留学生が母国の子育ての慣習や文化などを紹介する。

<JICA北海道(帯広)>
 独立行政法人国際協力機構(JICA)の道東地域の拠点。地域と連携して「開発途上国の課題解決」と「道東地域の国際化・活性化」への貢献を目指している。