勝毎電子版ジャーナル

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動いた帯広のアイヌ政策 「ヒューマニズムの問題」

高田 英俊

十勝毎日新聞社 編集局 整理グループ

木曜の夜の灯 エテケからの巣立ち 第9回
 とかちエテケカンパの会が発足した1990年は、革新系の高橋幹夫帯広市長が就任した年でもあった。98年までの高橋市政2期の間には、笹村二朗さん(故人)がアイヌ初の帯広市議となり、市は全国の自治体で初めて「アイヌは先住民族」と認めた。エテケの発展期は市のアイヌ政策が大きく動いた時期と重なり、会の活動を助けたほか、社会のアイヌ理解が進む礎ともなった。