【シニア】縄文と季語語り尽くす 夢枕獏著「仰天・俳句噺」
悪性リンパ腫に侵され、5年生存率約6割と宣告された当時70歳の著者。病床で作ったのは本業の小説ではなく、俳句だった。
俳句の話をしていたはずが、いつの間にか話題はプロレスに飛び、書道からジャズピアニストのキース・ジャレット、チベット高原のゴジラへ―。本人も認める自由過ぎる文体で、脱線に次ぐ脱線の果てにたどり着いたのは、「俳句の季語は縄文である」という境地。実は、脱線と思われた話題の数々は
俳句の話をしていたはずが、いつの間にか話題はプロレスに飛び、書道からジャズピアニストのキース・ジャレット、チベット高原のゴジラへ―。本人も認める自由過ぎる文体で、脱線に次ぐ脱線の果てにたどり着いたのは、「俳句の季語は縄文である」という境地。実は、脱線と思われた話題の数々は
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