毎日ワクワク♪スーパーマーケット(3)「フクハラ」
細やかな出店、町のライフラインに
買い物をしていると、パッケージに小さな「福」マークが印字された商品があることに気付く。ぎょうざにハンバーグ、ジェラートにも…。これらはすべて、地元業者らと開発を進めた独自商品だ。
地産地消を通じてもっと地域を盛り上げようと、約1年前から取り組む「オンリーワンプロジェクト」の一環。十勝や道東の食材を中心に使って、開発チームで吟味しながら生み出している。
最初は15種類ほどだったが少しずつ増え、今や季節ごとの品を合わせると50~60品のバリエーションに。目指すは100商品。自慢の逸品を探して店を歩くのも楽しい。
1958(昭和33)年、鹿追町から歩みを始めたフクハラは、釧路・根室地方を入れると42店舗を構える。十勝は24店があり、広尾や足寄など郊外が14店。きめ細やかな店の配置は、「十勝のライフライン」という使命感からだ。
最近はこども食堂への食材提供など、社会貢献活動に一層力を入れる。「誠実に取り組み、100年、200年と愛される企業になりたいです」と、販売促進企画室のマネジャー・村上雅弘さん。思いを知ると、店歩きはもっと楽しくなる。
変わり種もありイチオシはジェラート!
〈十勝まんぷく餃子〉や〈鳥せい味付若どり〉〈北海道産男爵いももち〉など、こだわりのオンリーワン商品の中でぜひ試してほしいのが、昨年7月に仲間入りしたジェラート。帯広の洋菓子店「十勝トテッポ工房」が監修し、中札内村の「十勝野フロマージュ」が製造した。ピュアミルク、あずき、カマンベール、山わさびの4種は、どれも人気上々! 1個279円。
自慢のお惣菜BEST3!!
〈中札内田舎どり もも唐揚げ〉629円
〈十勝産小麦を使用した皮もっちもち餃子〉430円
〈中華丼〉430円
スーパーはココだけ十勝産牛肉「とかち晴れ」
ほどよい霜降りと軟らかな赤身が特徴で、管内スーパーでの扱いはフクハラだけ。週末は希少部位を合わせた食べ比べセットが並ぶので、お見逃しなく!
※セットは限定店のみ。
<Pick up!>
〈サーロインステーキ〉〈ロースうすぎり〉
「いっきゅう店」の名前は…
1985年にオープンした「ショッピングランドいっきゅう店」の名前は、所在地の「19条」から。折しも当時は一休さんのアニメが全盛期。“トンチ”が利いています。
<わが店の3カ条>
コーポレート・メッセージ「福を届けます、すべての人に。~Make Happiness!~」を実現するために大切にしていることです。
1.笑顔のあいさつでお客さまをお迎えします。
2.お客さまの「おいしいね」「よかったね」に挑戦します。
3.明るく、仲良く、楽しい職場を目指します。
※フリーマガジン「Chai」2021年3月号より。
※撮影/鎌田廉平。写真の無断転用は禁じます。
毎日ワクワク♪スーパーマーケット
地元の新鮮野菜や肉、魚、出合ってしまった珍しい調味料、何度もリピートしてしまうお惣菜。日々お世話になるスーパーマーケットには、お買い得品だけではない、ワクワクが詰まっている。行きつけはもちろん、たまには違う店を訪れて冒険してみたり、〝まちの冷蔵庫〞のように活躍する個性派ストアへ足を運んだり。コロナ禍で色んな制限があるからこそ、身近な買い物をもっと楽しく。さあ今日も、ワクワクの待つスーパーへ出かけよう。