毎日ワクワク♪スーパーマーケット（１）「Ｈａｐｉｏ（ハピオ）」
いらっしゃい！いい魚入ってるよ～
全道初、ＪＡ同士の連携商品も
「これ、３枚におろして！」「元気？」。店のあちこちで、店員と客の会話が弾む。売り場の担当者がバイヤーを兼務し、客の声を商品や店づくりにダイレクトに反映できるのが、〝ハピオ流〞。管内一店舗営業で、お互い顔なじみのような、心地よい温かさが漂う。
Ａコープ木野店が前身で、１９９４（平成６）年にオープンした。ＪＡ木野が運営し、農協の強みを生かした品ぞろえが魅力。生鮮品はもちろん納豆や豆腐、調味料に至るまで十勝の名品が並び、まるでアンテナショップに迷い込んだようだ。
売れ筋は十勝産品や野菜…と思いきや、刺し身やすしが上位に。全国から仕入れる鮮魚を使ったネタと、活気ある対面販売がそのわけ。他にも、道内外の優れた品を集めたコーナーや地元酒店の一角など、通い続けるたびに発見がある。
最近力を注ぐのが、ＪＡ同士が連携した商品だ。全道初の取り組みで、グラタンやジンギスカン、きな粉などを次々と開発している。「１＋１は２ではなく、付加価値で何倍にもなります。おいしいものを届けたい」と熱く語る取締役・生活事業部次長の赤間宏さん。地域をとことん応援する姿勢もハピオ流！
マグロの解体も日常風景。目利きが光る生の刺し盛り
帯広や広尾はもちろん、道内や豊洲といった全国の市場から鮮魚を取り寄せる。極力「生」にこだわる刺し盛りや、道外の珍しい魚との出合いも楽しみ。ガラス窓を挟まない対面でさばくのは、十勝では珍しい。
マグロも生！まるまる一本買いしています！！
＜Ｐｉｃｋ ｕｐ！＞
刺し身の盛り合わせ
各種あり。本マグロやカンパチなど、生ネタのおいしさは格別！
店舗課・課長の阿蘇広光さん（左）
おろし方、切り方のワガママ、大歓迎です！
小峰明さん
おいしい食べ方もお伝えしています
心がこもった手書きＰＯＰにも注目を
自慢のお惣菜ＢＥＳＴ３！！
〈海鮮中巻セット〉４８０円
のり巻きの上にネギトロや鮭とろ、とびっこが載った欲張りセット
〈道産米と食す白樺ポーク炙り豚丼〉７９８円
豚肉を低温でじっくりとローストし、仕上げにあぶった一品。おいしさを閉じ込めた肉の「しっとり感」は一度ご賞味あれ！ 木～日曜、各１０食限定
〈まるごと十勝の恵み餃子〉焼き５個２９８円、冷凍２０個１，０８０円
オール十勝産の具材ともっちもちの皮。冷凍品があるのもうれしい
十勝の名物、お任せあれ！
〈生産者還元用ポテトチップス〉１袋１４０円。箱買いも可
北十勝５農協の店舗でしか買えないポテトチップス。地元はもちろん観光客にも人気
津山真吾さん
私もファンです♪
十勝の食生活を応援！ＰＢブランド「ＨＡＰＩＯ ＦＯＯＤＳ」
管内企業や各ＪＡと協力して生み出した商品は現在２４種。２０１８年から現在のブランド名で展開し、全職員が食味した自信作ぞろい
累計３５万個を販売したヒット商品！〈ハピまんチーズ〉１個２９８円
鈴木深貴さん
どれも自信作です
十勝外のおいしさもぬかりなく！
比布町・西間農園のおぼろづき
上川郡比布町の農園から買い付けている米は、お米の食味日本一を決める「米－１グランプリ」で２度入賞。５ｋｇ ２，２００円
＜わが店の３カ条＞
１．「ハッピー」「ピース」「おいしい」を目指した店づくり。ハピオの頭文字です。
２．売り場担当者がバイヤーです。
３．十勝産はもちろん、道内外の珍しい商品も並びます。
※フリーマガジン「Ｃｈａｉ」２０２１年３月号より。
※撮影／鎌田廉平。写真の無断転用は禁じます。
毎日ワクワク♪スーパーマーケット
地元の新鮮野菜や肉、魚、出合ってしまった珍しい調味料、何度もリピートしてしまうお惣菜。日々お世話になるスーパーマーケットには、お買い得品だけではない、ワクワクが詰まっている。行きつけはもちろん、たまには違う店を訪れて冒険してみたり、〝まちの冷蔵庫〞のように活躍する個性派ストアへ足を運んだり。コロナ禍で色んな制限があるからこそ、身近な買い物をもっと楽しく。さあ今日も、ワクワクの待つスーパーへ出かけよう。
