十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

十勝和はじめ(5)「和を習う~陶工房 結器、花いち都屋」

コップ、茶碗、皿のなかから2つ選んで制作する。色合いや形は焼き上がりをお楽しみに

和を習う
 新しい年だから、新しい自分を目指して挑戦しよう。ついつい夢中になるモノづくりに、心を整える方法と…「実際にやってみたい!」と思う和の習い事をピックアップしました。

 新たな出合いがあなたの生活をより豊かにしてくれるかも…!?

◆陶芸体験
毎日使いたくなる! 自分だけの特別な器づくり

 陶芸作品は、世界に一つだけのオリジナル。形や焼き加減、釉薬(うわぐすり)の色合い、湿度や温度の違いなどで仕上がりが変わるおもしろさがある。

 同工房では、土を指先で伸ばしながら成形する「手ろくろ」と、台を回転させて成形する「電動ろくろ」を体験できる。季節のイベントに合わせて陶器のひな人形やかぶとなども制作可能。

 土の独特な香りも楽しみながら、ずっと使い続けたい大切な陶芸品作りに挑戦してみて。

少しの力で大きく変形するほど繊細な作業。講師の森さんの丁寧な指導で初心者も安心


<体験概要>
開催日・時間:電話予約時に要相談 ※休みは不定
所要時間:1時間程度 ※作品の受け渡しは約1カ月後
料金:<手びねり>3,500円、<電動ろくろ>4,000円
参加資格:<手びねり>9歳以上、<電動ろくろ>12歳以上
持ち物:エプロン

講師 森美貴さん
5年前に夫・学さんが工房を設立したのを機に、約3年前から本格的に陶芸を始める


<陶工房 結器-YUIKI->
帯広市西15条北8丁目2-9
TEL:090・6990・7869



色や柄、ビーズなど好きなものを組み合わせられる


◆つまみ細工体験
切って、つまんで貼るだけ! 美しいフォルムが目を引く

 髪飾りやストラップにしても華やかさが際立つつまみ細工。複雑に見える形も、花びらを丸く仕上げる「丸つまみ」と先端をとがらせる「剣つまみ」の基本を覚えるだけで簡単に作れる。コットンやちりめんなど生地の種類が違うと見栄えも変わり、そのバリエーションは無限大だ。

 使う生地や道具は講師の木田さんが用意してくれるから、手ぶらでの参加もOK。上品さとかわいさを兼ねそなえ、幅広いアレンジで活躍してくれそう。

細かい作業だが意外と簡単。不器用と尻込みしないで


<体験概要>
開催日:毎月第1・3月曜 
時間:13時~15時 ※要相談
所要時間:2時間
料金:1回1,000円+材料費(目安500円~1,000円)
参加資格:なし ※小学校高学年以上が推奨
持ち物:なし

講師 木田厚子さん
つまみ細工制作を始めて約5年。独学で作り方を学ぶ


<花いち都屋>
帯広市西19条南2丁目25-4
TEL:0155・66・5075

※フリーマガジン「Chai」2023年1月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。