みっけ～幸せの種～子育てリレーエッセー～（９８）「こんな時だからこそ」

　新型コロナウイルスの影響で、新しい生活様式の実践が必須となり、触れることにも配慮が必要な今日このごろ…。もともと、他の人とハグや触れ合う習慣の少ない日本人ですが、1日にハグが12回必要と言われているほど、肌と肌の触れ合いは大切なもの。生きていく上で触れ合うことは欠かすことができません。

　キッズ期のタッチには、複雑に成長していく心模様を言語化するという大切な役目もあります。コロコロと移り変わる情勢に大人だって付いていくのが大変な中、急な休校・学校再開…に適応している子どもたちはすごい!! でもきっと心の中ではいろいろなことを感じ、めいっぱい頑張っていると思うのです。

　触れることで、ママも子どもたちも救われることがあります。気持ちを受け取ってもらえた安心感が、次の意欲につながります。こんな時だからこそ、大切な人に触れる・身近な人に触れる・わが子に触れる…。少～しの触れ合いが親子にとって、大きな力を発揮します！

＜池田はつみ＞
2児の母（大学4年、小学5年）
保育士・タッチケアセラピスト
タッチケアココハグ主宰。8project・子育て応援団オビマメンバーとしても活動中。

●８project…「smile」「support」「spirit」。子どもとママのココロが笑顔になるよう、多彩な視点から応援・支えていくプロジェクトです。

◆みっけ～幸せの種～子育てリレーエッセー～
子育てについて、十勝管内の3人のママさんが寄せてくれたエッセーを紹介するＣｈａｉの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2020年8月号より。