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撮影用にスーツ200万円分購入 「マナル隊」メンバー紹介 たっか

村瀬 恵理子

十勝毎日新聞社 編集局メディアコンテンツ部


 182センチの長身が際立つリーダーたっか(安藤泰貴)。結成の立役者で、動画のネタ作りから出演、編集まで何でもこなす。

 スポーツ万能で、大学生まで続けた水泳は新得中3年時に全国JOCジュニアオリンピックカップ優勝(男子400メートルメドレーリレー)の実力を持つ。卒業後は東京の時計店で働いたが、「人に雇われるのが嫌いで。いい時計を買うにも給料では到底買えない。起業はしようと考えていて、たまたま選んだのがユーチューバーだった」。

リーダーのたっか。「悔しい思いが動画投稿のモチベーション」と話す


 動画のアイデアは日常生活の中で“降りてくる”。「例えば飛行機に乗っていて、揺れた時に機長アナウンスで『おならで操作を誤りました』って言ったら面白いかなとか。勝手に思い付く」と笑う。小学生の頃からムードメーカーで、給食では「一緒に食べる友達を一笑いさせる」ことを目標にしていたと振り返る。

 川に落ちる、雪玉を転がし続ける…など体を張った動画が多く、冬の撮影では足の指が凍傷になったことも。それでも「毎日午前5時起きで水泳をしていた頃に比べたら全然大変じゃない」と笑う。

 現在は高価な時計も買えるようになり、昨年末は200万円で50着分のスーツを購入。インスタグラムで写真を投稿していく予定だ。ユーチューバーとして成功した今の目標は、「YTFF(YouTube Fanfest)というトップユーチューバーしか出られないイベントに呼ばれること」。時計が買えない、イベントに出られない…その時々の悔しい思いが動画投稿のモチベーションにつながっている。12月に行われるYTFFには、観客として見に行った。「あえて見に行くことで、悔しい思いをしにいく。それが動画投稿のモチベーションになる」と新得町から世界を見据えている。

<あんどう・やすたか>
 新得町生まれ。新得幼稚園、新得小・中、清水高卒。26歳。たっかが選ぶマナル隊おすすめ動画

マナル隊の裏側に迫る コラボ企画始動
 新得町出身で在住の人気ユーチューバー「マナル隊」と十勝毎日新聞のコラボ企画が今月からスタートする。ユーチューバーとしての誇りや苦労など、活動の裏側を記事や動画で伝える。マナル隊は2019年1月に幼なじみの3人、たっか、だい、けーたがチャンネルを開設し、昨年6月に登録者数100万人を突破。現在はけーすけ、まるが加わりマナービートとしても活動をしている。5人の素顔を紹介する。

マナル隊の5人。後列右からまる、たっか、けーすけ、前列右からけーた、だい

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