十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年12月号

特集/新店でめぐる2024年

うまいぞ!中華(14)「Chaiランナーが行く 初中華ちらし食べてきたぞ!~ラーメン元気」

〈中華ちらし〉800円(7月1日から)は、豚肉、モヤシ、ハクサイ、タマネギ、小エビなどと具だくさん。この味を求めて帯広や札幌から足を運ぶ客も多いいただける

 4月に入社した新人編集者・ランナー。趣味はその名の通りランニング。管内どこへでも走る! くらいの気合いで頑張ります!

※取材時のみ特別にマスクを外して撮影しています。


 帯広のソウルフードとして知られる〈中華ちらし〉の始まりは、1968(昭和43)年ごろ。割烹松竹に勤めていたあじ福の初代店主・池田直彦さんが考案した賄い料理が元になり、メニューに加わりました。

 そんな中華ちらしを友達に「食べたことないの?」と驚かれ、食べに行くことを決心! ちらしと聞くと酢飯なのか? 具材は何か、どの様な味付けか、想像が膨らみます。

いざ、実食!
 今回、私が初・中華ちらしに選んだのがラーメン元気。店主・野瀬亜希彦さんはあじ福で修行を積み、味の基本を学びました。同店の〈中華ちらし〉は1999(平成11)年のオープン当初から親しまれています。

 店内に広がるしょうゆのいい香り。あぁ、早く食べたい! 甘じょっぱい味付けが具材によく絡み、ご飯との相性抜群です。キクラゲや野菜の食感も何口食べても楽しい。あっという間に完食! ごちそうさま。「食べ切れるかな」という心配は無用でした。

 中華ちらしに決まった具材はなく、店によって個性があります。1回食べれば、中華ちらしを理解できると思っていたけど、奥が深い。甘く見てた…ごめんなさい! すっかり中華ちらしのとりこになりました。今度はどの店に中華ちらしを食べに行こうかな。

芽室町東9条8-3-4
Tel:0155・62・2112
営:11時~15時(LO30分前)
※営業時間が変更になる場合あり
休:水曜


※フリーマガジン「Chai」2022年7月号より。
※撮影/辻 博希。写真の無断転用は禁じます。