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2021年10月号

特集/やっぱりたまご

日高を東へ十勝を南へ~自然を感じて 日勝半島(9)広尾町

崖の砂れき層からにじみ出た水によってできた滝。雨の後などは虹がかかることも

フンベの滝で感じる涼やかな水の流れ
 国道336号線、通称「黄金道路」を広尾町からえりも方面へ4kmほど走ると、道路の脇に滝が見えてくる。幅約100m、高さ約10mと大きな滝ではないが、風情あふれるたたずまいは一見の価値あり。アイヌ語で「鯨」を意味する「フンベ」と呼ばれるのは、かつてこの周辺で鯨が捕れていた歴史に由来するという。

 フンベの滝は、川の水が落ちて流れる一般的な滝とは違い、段丘砂れき層を浸透した地下水が岩盤上から染み出てできる潜流瀑(せんりゅうばく)。地表にあふれた水が降り注ぐ様子は実に涼やかで、岩肌に茂る緑との対照も美しい。

 水しぶきが輝く夏の風景にも癒やされるが、凍結した水流が氷の柱を作る冬景色も見事。季節ごとの風景を楽しみに、何度も足を運びたい。

道路脇に面しており、水に触れられるほど近づくことができる。ほのかに感じる冷気が心地良い

滝沿いに延びる黄金道路の数カ所に碑が立つ。写真は近藤重蔵蝦夷地探検と道路開削200年を記念した碑

広尾町商工会 事務局長 保志悟さん
「広尾町といえばサンタの町。今年の10月にリニューアルオープンする「サンタの家」もお楽しみに!」



<フンベの滝>
広尾町フンベ

ここもオススメ
黄金道路

広尾町とえりも町をつなぐ国道336号線の通称が、「黄金道路」。1934(昭和9)年に開通するまで莫大な費用がかかったことから、こう呼ばれる。海岸線の景色を眺めつつ、ドライブを楽しもう


取材協力/広尾町商工会 広尾町本通5丁目1
Tel:01558・2・3101

豆!情報
広尾町のフンベ海岸は、道内有数のサーフィンスポット。サーファーたちのカッコいい姿をチェックしよう

※フリーマガジン「Chai」2021年8月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。

日高を東へ十勝を南へ~自然を感じて 日勝半島

 「日勝半島」って知っていますか? 十勝南部と日高東部を指す新しい言葉で、日高山脈や海岸線が育む、豊かな自然が残ります。日高山脈を含むこのエリアの多くはちょうど、「日高山脈襟裳国定公園」の国立公園化に向けて、その生態系に注目が高まっている最中。日高を東へ、十勝を南へ―。改めてその自然の魅力を写真で切り取りました。

日高を東へ十勝を南へ~自然を感じて 日勝半島(11)日高山脈襟裳国定公園

日高を東へ十勝を南へ~自然を感じて 日勝半島(10)大樹町

日高を東へ十勝を南へ~自然を感じて 日勝半島(9)広尾町

日高を東へ十勝を南へ~自然を感じて 日勝半島(8)更別村

日高を東へ十勝を南へ~自然を感じて 日勝半島(7)中札内村

日高を東へ十勝を南へ~自然を感じて 日勝半島(6)帯広市