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2021年9月号

特集/本日、寿司気分

Chai法律相談(148)「駐車場で車同士が接触した場合の過失割合は?」

【質問】
駐車場で車同士が接触した場合の過失割合は?

 屋外駐車場で後ろ向きに駐車するため、駐車区画の前に進んでバックで進入していたところ、後続車が進んできて同じ区画に前向きに駐車しようとし、車同士が衝突してしまいました。私は後退灯(バックランプ)をつけて駐車を開始したのですが、相手は私の方が悪いと言って過失割合が決まりません。お互いに不注意があったとは思いますが、私の方が悪いのでしょうか。

【回答】
先行車が駐車を始めたら、後続車はその車が区画に入るまで待ちましょう。

 交通事故で互いに不注意な点がある場合、それぞれの過失の割合を定め、修理費等の損害を過失割合に応じて分担します。今回は、駐車場で先に駐車動作を開始した方の過失割合が、後続車両に比べて大きいかという相談です。

 駐車場は車を停める施設なので、先に後退灯や非常点滅表示灯(ハザードランプ)、方向指示器を点灯して駐車動作を始めた車両がいた場合、通路にいる後続車は、駐車区画に進入する車両が区画に収まるまで停止するか、その車と安全にすれ違える距離を保つ必要があります。

 相談者はバックランプをつけてバックで駐車動作に入ることをアピールしており、後続車両の運転手がこれを見逃して駐車動作に入った過失は大きいと思われます。後方をよく見なかった相談者の過失もあるとはいえ、後続車両の過失の方が大きいと言えます。

 この様なケースの一般的な過失割合は、相手方が8割程度(こちらが2割)と言われますが、個別の事情も影響します。協議がまとまらない場合は、法律専門家への相談をお勧めします。

今回の回答にご協力いただいたのは
[岩崎優子 弁護士]

事務所/岩崎優子法律事務所
帯広市東3条南9丁目18-1(Trust1F) 
Tel:0155・67・6255


※質問・回答はChai編集部の責任でまとめています。

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十勝管内の弁護士が法的トラブルについて答えてくれるChaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2021年4月号より。