タグ南極観測船しらせ

航路変更



 19日の報道発表で南極観測船「しらせ」の疾病患者を早く帰国させるため、南アフリカのケープタウン沖まで行くことになった。その後南下して再度南極圏に突入。オーストラリアのシドニーに寄港する。総航程距離は約2万2000キロから約3万8000キロに増加。観測隊が日本に帰国する日程には変更はない。

 「しらせ」は18日の晩からケープタウンに向けて北上している。
アムンゼン湾で停泊していた時は水温マイナス0・6度、気温はマイナス0・1度だったが、22日の昼の段階では水温8・4度、気温5・8まで上昇している。

 久しぶりの晴天なので外の風に当たりに行った。昨日までの鉛色の海から一変。真っ青な海が広がっている。いつものように風が強いが、寒さはない。波を割って進む「しらせ」から水しぶきが飛んでくる。

 もう南極ではなくなってしまった。




前の記事次の記事

トップへ戻る