タグ南極観測船しらせ
ヘリコプターでの野外調査のため昭和基地東方のアムンゼン湾(南緯66・5度、東経50度付近)を航行していた南極観測船「しらせ」では、17日の太陽が沈む間際からさまざまな自然の情景美が広がった。
アムンゼン湾は南極氷床から分かれた氷山が多数存在している。日没後、朱色から紫色に変化する空をバックに多様な形をした氷山浮き上がった。まもなく南半球の逆さになった月が顔を出しアクセントを付けていた。
現地時間午後11時ごろからは「しらせ」左舷方向から緑に光る一筋のオーロラが出現した。肉眼でもはっきりとわかる強いオーロラで、多くの観測隊員が最上部の甲板に上り何枚も写真に収めていた。