データベース
雌阿寒岳(めあかんだけ)
阿寒国立公園の阿寒湖の南西に位置する雌阿寒岳は、十勝が抱える活火山のひとつだ。
約2万年前に火山活動を開始し、現在も活発な火山活動を続けている。2015年7月には、噴火警戒レベルが2に引き上げられた(同11月に解除)。
雌阿寒温泉のふもとから上がるコースは、約3.3キロ、登り約2時間。温泉の硫黄臭が漂う登山口から、針葉樹がうっそうと茂る山麓部を進むと、4合目付近からはハイマツ帯となり、視界が開ける。足寄方面を望むと、青碧にかすむ樹海とオンネトー。絶景に疲れが吹き飛ぶ。
活火山特有の山容が魅力だ。山頂に向けてきつい勾配をさらに進むと、大小の岩石や赤い砂れき帯となり、活火山らしい景色になる。9合目付近ではポンマチネシリ火口を見下ろし、黄土色の「赤沼」や岩間から勢いよく吹き出る水蒸気に息をのむ。尾根を進んでたどり着く山頂からは、阿寒湖や阿寒富士(1476メートル)を望み、変化ある景色を堪能することができる。
オンネトーを起点とするコースもある。
標高 | 1499m |
---|---|
山域 | 知床・阿寒 |