山レポート

剣山

剣山

剣山。岩から染み出した水が凍り、つららができていた

剣山。岩から染み出した水が凍り、つららができていた

 北海道清水町にある剣山(1,205メートル)に行ってきました。
当初は上ホロカメットク山(1,920メートル、上富良野町など)を計画していたのですが、天候と私用もあり変更。
 前日夜に剣山小屋に集合し、薪ストーブを囲みながら団らんを楽しみました。小屋は蛍光灯があり不自由しませんが、広いので厳冬期には寒さ対策が必要かもしれません。友人が和牛ハンバーグを持参してくれてストーブの上で焼いて食べました。
 翌日朝、剣山の神社コースを出発しました。数日前に雨が降ったせいか、雪が締まって埋まりません。私はスノーシューを履きましたが、必要ありませんでした。私の経験上は年を越えるまでは、つぼ足で頂上まで行けると思います。複数の踏み跡も確認できました。

剣山。花崗岩の岩壁はクライミングに適している

剣山。花崗岩の岩壁はクライミングに適している

 2時間弱で「2の森」に到着。私たちは頂上を目指さず、ここでクライミングを楽しみました。「2の森」は通常夏のクライミングルートとして登られていますが、今回はバイル(ピッケル)にアイゼンと冬山登攀訓練の装いです。

剣山。バイルとアイゼンで2の森クライミングルートに取り付く

剣山。バイルとアイゼンで2の森クライミングルートに取り付く

 早速「デコボコ」というルートに取り付きました。冬山と言っても、壁には全く雪はついていません。墜落しても安全なように、トップロープで登り始めます。クラック沿いにバイルを決めながら登って行きます。岩の凹凸に引っかけながら上がるというのが実際です。2人で6本登り、今回の練習は終了しました。

剣山。1の森展望台より十勝平野を望む

剣山。1の森展望台より十勝平野を望む

 帰りはそのままアイゼンを履いたままで下山。天候に恵まれて寒さを感じない山行でした。

(文、写真:塩原真)


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