タグ南極観測船しらせ

オーストラリア観測隊との別れ

握手をする日豪の観測隊員ら(1)

握手をする日豪の観測隊員ら(1)



 6日から「しらせ」に乗り込んでいた豪観測隊は12日、ヘリコプターで豪ケーシー基地への移動を開始した。

 この日は早めに朝食を済ませ撮影準備を始めるが、午前7時になっても外は明るくならない。ケーシー基地はシドニー時間に設定しているため、実際には4時間ほど時計が進んでいる。基地の沖合は氷山も多く、「しらせ」は日の出前までサーチライトを照らして航行していた。遠くに基地の明かりが見え、もう別れも近い。

 午前10時に基地に向けての第一便が出発。その後3人ずつヘリコプターに搭乗していった。隊員たちは別れを惜しみ、飛び立つヘリコプターに手を振っていた。

 豪観測隊が戻った夕方、賑やかだった観測隊公室は静まり返っていた。
 明日からは通常通りの船内生活に戻る。最初は心配もあったが、この数日が懐かしく思えた。



握手をする日豪の観測隊員ら(2)

握手をする日豪の観測隊員ら(2)



11日には日豪の観測隊と「しらせ」自衛官で記念撮影が行われた

11日には日豪の観測隊と「しらせ」自衛官で記念撮影が行われた



手を振ってオーストラリア観測隊を見送る隊員ら

手を振ってオーストラリア観測隊を見送る隊員ら

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