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和太鼓交流



 南極観測船「しらせ」和太鼓部による豪観測隊向けの発表が9日、船内の第3貨物倉で行われた。多くの日本の観測隊員も巻き込み、和太鼓で日豪文化交流を深めた。

 今回は「勇駒(いさみごま)」と「族(ぞく)」の2曲を演奏。自衛官らしいきびきびとした動きにアレンジし、観客を魅了した。演奏後は、豪観測隊員が和太鼓演奏を体験。見よう見まねで叩いていたがすぐにリズムをつかみ取っていた。

 「しらせ」の和太鼓部は57次で初結成した。きっかけは56次の時、部長の黒住学さんが船内の倉庫で使われていない和太鼓を発見したことから。副部長の阿部良一さんらと一緒に和太鼓を始めた。現在は部員6人で活動している。黒住さんによると「海外に派遣される自衛艦の多くに和太鼓が積まれている。練習艦の『かしま』は海外の要人を前に和太鼓を披露している」という。

 これまで、安全航行を祈願する船内の「赤道祭」、オーストラリア・パース日本人会の忘年会で披露してきた。これからは、シドニー寄港時に行われるレセプションに向けの練習を行う予定だ。











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