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南極観測船「しらせ」山田毅歯科長の越冬隊向け歯科診療が9日と10日の両日、昭和基地の医務室で行われた。
山田さんは8日に「しらせ」より歯科物品の在庫確認と使用方法を医療の西山幸子隊員と森川博久隊員に伝えるために基地を訪れ、その一環として実現した
山田さんは41次、45次と今回の57次の3回の南極経験を持つ。そのすべてで昭和基地の訪問治療を行っている。「症状がない人でも受診してくれた。年々予防意識が高くなっている」と振り返る。
医療隊員は日本にいるときに、東京医科歯科大学で2回、医師ができる応急処置の方法を学んでいるが、森川さんは「歯は専門ではないので、直前まで診てもらえる安心感がある」と話していた。