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医務室訪問 医療隊員編

 管理棟2階の大部分を占める医務室「温倶留(おんぐる)中央病院」。第57次では森川博久隊員と西山幸子隊員が医療を担当している。

 森川さんは、2006年夏、更別村国保診療所に研修した経歴を持つ。「牛に足を踏みつけられた人など地域を反映する怪我があった」と当時の診療について話す。1カ月間の勤務の間には全日本ママチャリ12時間耐久レースにも出場した。昭和基地に派遣される前は亀田ファミリークリニック館山(千葉県館山市)に勤務し、家庭医療専門医を取得している。「これまでトレーニングしてきたものを最大限生かしていきたい」と抱負を語る。

 西山さんは、派遣前に聖マリアンナ医科大学(神奈川県川崎市)の救命救急センターに勤務。「物があるだけでは不十分。すぐ使えるようにしないといけない」と現在は医療器具の配置など医務室の整理を協力して行っている。昭和基地内では、常に怪我人がいるわけではない。「考え方が鈍ってしまわないように普段からトレーニングをしていきたい」と意欲を語っている。




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