おばちゃん助産師の子育てエール(13)「母乳はいつまで?」
こんにちは。十勝の子育て応援団、おばちゃん助産師の中山です。
母乳育児を頑張っている中、子どもが1歳を過ぎると「仕事復帰するなら母乳をやめるべき」「飲ませていると虫歯になる」「長く飲ませると甘えっ子で自立できない」などの誤った情報がママたちを混乱させます。
母乳はいつまで飲ませるのが良いのか?
結論は子ども自身が「もういらないよ」と飲まなくなるまでで、年齢は関係ありません。これを卒乳と言います。仕事復帰しても、帰ってからしっかり飲ませてあげればいいのです。ママも仕事が大変だけど、子どももママと離れて頑張っていたので、授乳の時間はお互いの癒やしの時間になります。
今は母子手帳に断乳(母乳をやめる時期をママが決めること)の文字はありませんが、2002年3月までは記載され、勧められていました。断乳は母乳を無理にやめるので、トラブルも多くありました。
第1子出産後、おばちゃんも仕事復帰時に断乳しました。しかし子どもはおっぱいを飲みたいと絶叫し、胸はパンパンで乳腺炎。高熱と痛みで動けず、ストレスで全身じんましんになり、まるでホラー映画の世界でした。
卒乳は子どもが自ら飲まなくなるので、泣くこともなく、おっぱいトラブルもなく自然に終わります。あまり難しく考えず、飲むなら飲ませていきましょう。
卒乳の時期も1~2歳、4~5歳くらいなどそれぞれです。「いっぱい飲んだからもういいの」とママに話して卒乳する子もいます。大満足しておっぱいを卒業するのです。
母乳の悩みはさまざまで、夜の頻回授乳で体調不良など、ママの状況や子どもの様子などから、断乳を選ぶこともあります。しかしそれで落ちこむことはありません。自分と子どもにあったやり方を選んで良いのです。
今は各自治体で産後ケアなども行っており、助産師に相談することができます。ひとりで悩まず、どんどん相談して、子育てを楽しんでいきましょう。(中山由香里)
<なかやま・ゆかり>
1961年富山県生まれ。84年から帯広厚生病院、公立芽室病院などで助産師として勤務。2018年に退職。現在はフリーの助産師として、講演会、新得町の産前・産後ケアなどを行う。61歳。
母乳育児を頑張っている中、子どもが1歳を過ぎると「仕事復帰するなら母乳をやめるべき」「飲ませていると虫歯になる」「長く飲ませると甘えっ子で自立できない」などの誤った情報がママたちを混乱させます。
母乳はいつまで飲ませるのが良いのか?
結論は子ども自身が「もういらないよ」と飲まなくなるまでで、年齢は関係ありません。これを卒乳と言います。仕事復帰しても、帰ってからしっかり飲ませてあげればいいのです。ママも仕事が大変だけど、子どももママと離れて頑張っていたので、授乳の時間はお互いの癒やしの時間になります。
今は母子手帳に断乳(母乳をやめる時期をママが決めること)の文字はありませんが、2002年3月までは記載され、勧められていました。断乳は母乳を無理にやめるので、トラブルも多くありました。
第1子出産後、おばちゃんも仕事復帰時に断乳しました。しかし子どもはおっぱいを飲みたいと絶叫し、胸はパンパンで乳腺炎。高熱と痛みで動けず、ストレスで全身じんましんになり、まるでホラー映画の世界でした。
卒乳は子どもが自ら飲まなくなるので、泣くこともなく、おっぱいトラブルもなく自然に終わります。あまり難しく考えず、飲むなら飲ませていきましょう。
卒乳の時期も1~2歳、4~5歳くらいなどそれぞれです。「いっぱい飲んだからもういいの」とママに話して卒乳する子もいます。大満足しておっぱいを卒業するのです。
母乳の悩みはさまざまで、夜の頻回授乳で体調不良など、ママの状況や子どもの様子などから、断乳を選ぶこともあります。しかしそれで落ちこむことはありません。自分と子どもにあったやり方を選んで良いのです。
今は各自治体で産後ケアなども行っており、助産師に相談することができます。ひとりで悩まず、どんどん相談して、子育てを楽しんでいきましょう。(中山由香里)
<なかやま・ゆかり>
1961年富山県生まれ。84年から帯広厚生病院、公立芽室病院などで助産師として勤務。2018年に退職。現在はフリーの助産師として、講演会、新得町の産前・産後ケアなどを行う。61歳。
おばちゃん助産師の子育てエール
月1回紙面を通して子育ての楽しみ方、頑張りすぎない子育て、ママも休んでいい-などのテーマで、おばちゃん助産師が子育て応援エールを送りたいと思います。