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14万人が植樹、「祭らしさ」が成功に~帯広の森 半世紀の歩み(2)

大海 雪乃

十勝毎日新聞社 札幌支社

 これだけ大きな緑地帯を誰がつくるのか―。「行政だけではできないので、市民運動として行われることになった。ただ市民運動なので市はお金を出してくれない。営林署で余った木をもらい、町内会には寄付を募り、なるべくお金を掛けないように続けてきた」

 帯広の森づくりに向けて動き出した約50年前、帯広市職員で、後に故田本憲吾市長の秘書課長も務めた関寛さん(76)=札幌市、中道リース会長=は、若...