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「私は海に帰りたい」 自然葬と檀家離れ 地方空洞・少子高齢化で

高田 英俊

十勝毎日新聞社 編集局整理部

 遺骨を海にまいたり、樹木を墓標とする自然葬が十勝でも広がっている。故人の希望が主な理由だが、子や孫の世代が帰郷する見込みが薄く、檀家(だんか)と寺との関係希薄化や墓を次世代に託しにくい社会事情がある。地方の人口減・空洞化、少子高齢化が伝統的なみとりや供養にこだわらない見送り方を後押ししている。