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真剣なまなざしで木材加工に取り組む阿部さん

親方の技術受け継ぐ 宮大工志す21歳

村瀬 恵理子

十勝毎日新聞社 編集局メディアコンテンツ部

 国宝や重要文化財、社寺などの伝統建築を手掛ける「宮大工」の菅原雅重さん(47)が2016年に帯広市に立ち上げた社寺設計建築「おかげさま」(東3南8)に、伝統技術を継ごうと志す若者の姿がある。2年前に入社した阿部凌さん(21)は、高校2年時に同社を知り、宮大工に興味を持った。「木を真っすぐに切る作業も切ることに集中するだけでなく、完成した建物がより良くなるように考えてやる。親方から仕事への姿勢...