英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然ｔｗｅｅｔ＠Ｄｅｖｏｎ（７１）「イギリスの気候（Ｃｌｉｍａｔｅ）」

　イギリスの春と夏は冬場の天候によって左右されます。その年の冬が異常に暗く雨続きの３ヶ月だとしたら、その厳しい冬を乗り越えた先に待っているのは絵に描いたような素晴らしい春なのです（笑）。　Ｄａｆｆｏｄｉｌｓ（ラッパスイセン）が咲き乱れ春の訪れを告げ、気温が１５度、太陽がさんさんと照ると体感温度は２３度くらいに！セーターを脱ぐ代わりにノースリーブへシフトします。

　この国には衣替えしている暇はないのです。朝より昼間に気温が下がったり、夏でもフリースが着たくなるような肌寒い瞬間もあったり…。

　１日の中に四季があると言われるイギリスの冬のアイテムは１年中大活躍。お天気マークも日本では絶対に見ないであろう４種類の天気マークがコラボレーションされていることも珍しくありません。４月は　“Ａｐｒｉｌ　ｓｈｏｗｅｒｓ”　と言って雨の日が多いのですが、昨年の秋から今年の３月中旬までたくさんの雨とグレーに染まった空を堪能してきたのが報われて、２０２１年の春は晴天が続きます。

　北海道より緯度が高く、メキシコ湾からの暖流の影響で温暖な気候です。夏の最高気温も２５度程度、湿度が低いので汗もかかず快適なのですが、８年以上もここに住んでいるのに急な温度差に耐えられないと感じることも多く…。

◆英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然ｔｗｅｅｔ＠Ｄｅｖｏｎ
幕別町出身、英国Ｄｅｖｏｎ在住のマリノ　みどりさんが英国の日常や文化などを紹介するＣｈａｉの連載です。

※フリーマガジン「Ｃｈａｉ」２０２１年５月号より。