勝毎電子版ジャーナル

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「ボランティアさんのためのおにぎりを握ったり、子供ながらにできることをした」と話す入江さん

「自分の目で、被害の大きかった地域を見てみたい」 当時小学生の入江瑞生さん(帯広畜産大3年)の思い

 震災当時は子どもだった被災地域の人々が大人になり、改めて震災の意味を考えている。帯広畜産大3年の入江瑞生さん(21)もその一人で、岩手県の内陸にある花巻市で生まれ育ち、当時小学5年生だった。被害が大きかった地域への支援のため両親らを手伝い、慌ただしく過ごした日々を断片的ではあるものの覚えている。「自分の目で、被害が大きかった地域を見てみたい」と当時は分からなかったことや抱えていた思いを胸に、...