英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然ｔｗｅｅｔ＠Ｄｅｖｏｎ（３５)「日本教育の素晴らしさ」

　Hello Spring and I do miss this particular season in Hokkaido. 外国暮らしも5年目になると、日本の文化や伝統・習慣がいかに素晴らしいかをつくづく感じる毎日です。とはいえ同じ島国イギリス、共通点も多く日本にいるような錯覚に見舞われることもしばしば。

　さて、今回は義務教育について。イギリスの教育で優れているのは自己開発や自己肯定の部分と以前書きましたが、最近では日本の小・中学校での“あたりまえ”が、遠く離れたこの国で注目されています。それは給食と放課後の掃除の習慣。イギリスにももちろん給食はありますが、配膳はディナーレディ（給食当番の女性たち）が担当します。食べ終わった生徒はお盆を定位置に戻すだけ。みんなで協力して準備したり片付けたりはしません。掃除も同じくクリーナー（掃除屋）が生徒の下校後に学校全体を清掃。

　自分たちがしないからなのか?学校の備品を丁寧に扱わない子が多い気がします。幸いわが子は日本の小学校で雑巾の絞り方を教わり、先日ちょっと得意そうに「I learnt this in Japan!」と掃除をしていました。イギリスに輸入したい日本の宝です。

◆英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon
幕別町出身、英国Devon在住のマリノ みどりさんが英国の日常や文化などを紹介するＣｈａｉの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2018年5月号より。
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