英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然ｔｗｅｅｔ＠Ｄｅｖｏｎ（４５)「動物保護の国イギリスのブーム」

　ペスカトリアン（パスタのペスカトーレと同じ意味だと推測）という、魚は食べるが肉は食べない人たち。ベジタリアン（菜食主義者）は、バターやミルク、ハチミツなど動物性食品は取ります。しかし、“I am vegan（ビーガン）”と称する彼らは、動物保護の理由から徹底的に菜食に徹し、革製品ももちろん身につけません！

　え???　ベルトは革じゃないの？ セーターはアクリルを選ぶの？ 私にとってはちょっと信じられないですが、世界中にこのタイプのビーガンが増えているそうです。羊は定期的な毛刈りが必要だし、ある意味リサイクルで環境に優しいと思うのですが…。日本の捕鯨が批判されているのに、オーストラリア人に狩られているカンガルーやフランス人が食べるウサギに関して、世間の風当たりはそんなに強くありません。

　私個人ペスカトリアンだった経験もありますが、時々は体が豚肉や羊肉のエネルギーを要求することがありました。牛乳は豆乳で代用できるけど、チーズ、特にwashタイプやヤギの濃厚なものに目がないので、ビーガンにはなれそうにありません。こんな論議、美食家のフランス人友達からは邪道だと言われそう（笑）。

◆英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon
幕別町出身、英国Devon在住のマリノ みどりさんが英国の日常や文化などを紹介するＣｈａｉの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2019年3月号より。
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