英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然ｔｗｅｅｔ＠Ｄｅｖｏｎ（５５)「イギリス社会徒然」

　A Happy New Year to you all! 2020年、なんだか特別な１年になりそうな数字。新年も健康で笑顔あふれる年になりますように。

　西洋文化は東洋に比べてSuperstition（迷信）を信じない傾向がありますが、例えば「鏡を割ってしまったら7年間は不幸が続く」と教えられることがあります。そういえば、魔法学校や心霊学校などが国に認証されているのがイギリス。Spiritualist church（スピリチュアリスト教会）も当然のように地域に存在しています。カトリックの教えは輪廻転生を信じませんが、クリスチャンたちはもう少し寛容なようです。

　以前、日本がいかに宗教に寛容で、受け入れやすい国であるかの特集を見ました。年明けは神社、お盆にはお寺へ、そして結婚式は教会で。これは世界的に見るととてもまれで、異端な風習かも。でも私たち日本人は、いいものを吸収したいという感覚が長けているからこそ、ハロウィーンやクリスマスという欧米の風習を受け入れ、日本流に楽しみます。遠く離れてみて、改めて感心する文化が根強い日本。Treat someone as you want to be treated. ＝“相手の立場に立ってみる”という意味の言葉ですが、こんな風に生きているイギリス人にはなかなかお目にかかれません（笑）。ことわざは日本のそれととても似ているのですが、ソサエティーは大きなギャップがあるのが現実。

◆英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon
幕別町出身、英国Devon在住のマリノ みどりさんが英国の日常や文化などを紹介するＣｈａｉの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2020年1月号より。
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