隠れた名著、教えます~BOOK(10)「辺境メシ ヤバそうだから食べてみた」
当分の間遠方への旅行は気が引けますが、読書を通じた〝エア旅行〞なら今すぐにでも可能です。今回紹介する「辺境メシ」は、少々過激なエア旅行が楽しめる一冊。世界の秘境を訪れた著者が、その土地で親しまれる〝衝撃の味〞を伝えます。
登場するメニューは、ヒキガエルジュースやラクダの肉といった、いわゆるゲテモノ。しかし料理法や地域の特徴などを交えて紹介されると、おいしそうに感じてくるから不思議です。読み進めるうちに、私たちにとっては不可解な食べ物も、その地で暮らす人々にとっては大切な伝統の一部であることがわかります。
ほかミャンマーの奥地に納豆を食べる文化があるなど、意外なエピソードも多数。知られざる食との出合いをお楽しみに。
登場するメニューは、ヒキガエルジュースやラクダの肉といった、いわゆるゲテモノ。しかし料理法や地域の特徴などを交えて紹介されると、おいしそうに感じてくるから不思議です。読み進めるうちに、私たちにとっては不可解な食べ物も、その地で暮らす人々にとっては大切な伝統の一部であることがわかります。
ほかミャンマーの奥地に納豆を食べる文化があるなど、意外なエピソードも多数。知られざる食との出合いをお楽しみに。
<辺境メシ ヤバそうだから食べてみた>
高野秀行著
文藝春秋
1,650円(税抜)
◆教えてくれた人
喜久屋書店 帯広店
高橋恵美さん
住み慣れた札幌市を離れ、2年前に帯広市へ移住。休日は十勝の名所に出かけ、写真を撮るのが楽しみなのだとか。同店では地図・旅行ガイドを担当する。愛読書は村上春樹の「1Q84」。
<喜久屋書店 帯広店>
帯広市西4条南12丁目3
長崎屋帯広店4F
Tel:0155・66・7799
◆隠れた名著、教えます~BOOk
十勝管内の書店に教えてもらった名著を紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2020年7月号より。