英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon(65)「読書好きのイギリスは何処へ?」
日曜は近所のコーナーショップへ、分厚い新聞(2㎝ほどもある)を買いに行くことから始まるイギリス人の生活。1週間分のTVガイドと、スーパーの割引券や新商品お試し券が入っていたり。ゆっくり朝食を取りながら、のんびりとした休日のスタート。2001年、ロンドンに住んでいた頃はそんな生活を体感すべく、大して読めもしない政治論がいっぱいの新聞を買いに行ったものです。
電車の中でもカフェでも、読書好きなイギリス人。本はカバーなどせずに読むのが当たり前なので、正面に座った赤の他人と内容について話しだすなど、日本では考えられない状況もよく見かけました。しかし、今や至る所で手にしているのは携帯電話。小学校では文章を読めない子や英語のつづりが苦手な子が増え、教育者は頭を抱えています。日本より通信料が安く、“安全”のための携帯電話。特に、ロックダウン中には社会生活におけるデジタル依存率が激増し、スマートフォンでないと不自由を強いられるシステムも確立されつつあります。ときどき感じるこの国の矛盾。コロナ禍の政策には憤りを感じるものも多く、真のイギリスを垣間見てきました。
王室があり、イメージ的には優雅で誰もが憧れる英国、でも個人的には住めば住むほど「…ダメな国かも?」と疑問も…(笑)。さて、そんなダメダメ暴露話はまた次回。
◆英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon
幕別町出身、英国Devon在住のマリノ みどりさんが英国の日常や文化などを紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2020年11月号より。
電車の中でもカフェでも、読書好きなイギリス人。本はカバーなどせずに読むのが当たり前なので、正面に座った赤の他人と内容について話しだすなど、日本では考えられない状況もよく見かけました。しかし、今や至る所で手にしているのは携帯電話。小学校では文章を読めない子や英語のつづりが苦手な子が増え、教育者は頭を抱えています。日本より通信料が安く、“安全”のための携帯電話。特に、ロックダウン中には社会生活におけるデジタル依存率が激増し、スマートフォンでないと不自由を強いられるシステムも確立されつつあります。ときどき感じるこの国の矛盾。コロナ禍の政策には憤りを感じるものも多く、真のイギリスを垣間見てきました。
王室があり、イメージ的には優雅で誰もが憧れる英国、でも個人的には住めば住むほど「…ダメな国かも?」と疑問も…(笑)。さて、そんなダメダメ暴露話はまた次回。
◆英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon
幕別町出身、英国Devon在住のマリノ みどりさんが英国の日常や文化などを紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2020年11月号より。
マリノみどりの徒然tweet
幕別町出身、英国Devon在住のマリノ みどりさんが英国の日常や文化などを紹介します。