とかち鹿追ジオパーク 「火山と凍れ(しばれ)が育む命の物語」
然別湖エリアを中心に豊富な資源を誇る鹿追町の「とかち鹿追ジオパーク」は2013年12月に国内33番目、道内5番目の日本ジオパークとして認定された。
地学的にも特徴的な素晴らしい自然の特性を持つことから、これを保全しつつ、伝える場として利用するひとつの方法として、地球活動を体感できる大地の公園『ジオパーク』がある。
鹿追ジオパークの特徴は、然別の火山活動がつくった然別湖と周辺の独特の生態系。「火山と凍れ(しばれ)が育む命の物語」がとかち鹿追ジオパークのテーマだ。然別火山群は約1万~4万年前の噴火活動によって誕生した。東西のヌプカウシヌプリをはじめとする火山は、富士山のように同じ火口から噴火して溶岩が流れたのではなく、お餅が膨れるようにしてできた溶岩ドームで、川が流れていた谷がせき止められて誕生したのが然別湖とされている。