東藻琴芝桜公園
オホーツク管内に位置する大空町にある東藻琴芝桜公園は毎年、5月中旬から下旬にかけて丘陵地一面に広がる芝桜が満開を迎え、多くの観光客の目を楽しませる。道内有数の観光スポットとして広く知られ、芝桜まつりが開催される5月上旬から6月上旬までの約1カ月間に10万人前後の観光客が訪れる。
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10ヘクタール一面に芝桜
東藻琴芝桜公園の歴史は、1977年の旧東藻琴村時代にさかのぼる。もともと同公園がある場所は、白樺の木、笹やトクサが生い茂る村有林だったが、2009年に他界した故中鉢末吉さんの手により、一大観光名所へと生まれ変わった。故中鉢さんは自宅で栽培した芝桜の苗を一株、一株、約8年の歳月をかけて植栽し、06年に旧東藻琴村と旧女満別町が合併し、大空町が誕生後も、同町が整備を続けた。今では10ヘクタールの丘陵地一面に薄紅色、白色、桃色、藤色など7～8種類の色鮮やかな芝桜が咲き乱れ、観光客らを魅了する。
「ピンクのじゅうたん敷き詰めた」景色に息をのむ
同公園内の丘陵地は、最も高いところで約80メートルある。最高点に設けられた展望台から見下ろす傾斜地は「ピンクのじゅうたんを敷き詰めたよう」で、訪れた観光客らがその絶景に息をのむ。同公園を管理する第三セクターの株式会社東藻琴芝桜公園管理公社（八重樫光司代表取締役）によると、2014年の芝桜公園まつり開催期間中には、8万3000人の来場者があった。海外の観光客も、台湾や中国、インドなどを中心に年々増加傾向にある。
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東藻琴芝桜公園
帯広から陸別国道・国道242号線経由で約3時30分
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