札幌市
札幌市の中心部にある北海道庁旧本庁舎は〝赤れんが庁舎〟の愛称で親しまれる国指定重要文化財であり、大勢の観光客が記念撮影に訪れる。2014年8月、付近に赤れんがを敷き詰めたオープンテラスが印象的な新たな観光名所『赤れんがテラス』もオープンし、〝赤れんが庁舎〟を含め、周辺は大勢の観光客らでにぎわっている。
1888年に完成した建物は、建築資材に北海道産のれんがや硬石、木材がふんだんに使われている。約250万個のれんがを使用した特徴的な外観から〝赤れんが庁舎〟の愛称で親しまれており、北海道総務部総務課によると、現在は年間約40万人の観光客らが訪れる。新庁舎が完成するまで約80年にわたって北海道政の中枢として機能した庁舎は、1909年に火災で内部が焼失したが、れんが造りの外観は損傷がほとんど無かったため、火災の翌年には修復工事が始まり、1911年に復旧した。その後、北海道100年を記念して、1968年に創建当時の姿に復元され、1969年に国に重要文化財として指定された。現在の庁舎内は、道立文書館、北海道の歴史ギャラリー、樺太関係資料館、北方領土館、国際交流・道産品展示室などとして一般に開放されている。
2014年8月28日にオープン。札幌市の中心部に建設された高さ約100メートルの『札幌三井JPビルディング』(地下3階、地上20階)の地下1階から地上4階までの商業スペースは『赤れんがテラス』と名付けられた。27店舗の多彩な物販・飲食店が配置され、新たな市民憩いの場、観光スポットとして多方面の話題を集めている。地上1階部分の屋外スペースは、赤れんがを敷き詰めたオープンテラスとなっており、オープンカフェやオープンバルは連日たくさんの観光客らでにぎわっている。また、地上5階は眺望ギャラリーが設けてあり、ガラス張りのギャラリーからは、〝赤れんが庁舎〟の愛称で親しまれる北海道庁旧本庁舎が見える。
札幌へのアクセス
帯広から札幌まで約195キロメートル。自動車で高速道路(道東自動車道・音更帯広IC―道央自動車道・千歳恵庭JCT―道央自動車道・札幌南IC)を利用して約3時間。