小樽市

小樽運河&天狗山ロープウエイ

明治以降に北海道の流通港として栄えた古い街並みや歴史的建造物が今も残され、情緒豊かな風景が訪れる大勢の観光客を魅了してやまない。小樽運河やその周辺に軒を連ねる石造り倉庫などの歴史的建造物は、国内有数の観光スポットとして絶大な人気を誇り、若者グループから熟年夫婦、修学旅行や家族旅行などの国内観光客のほか、台湾、香港、中国、韓国から大勢の海外観光客が訪れる。

小樽市街の夜景を一望、天狗山山頂

旅客船や貨物船が停泊する小樽港、ヨットハーバー、市街地を一望できる。坂道が多い独特の街並みのロケーションは抜群で、映画やテレビドラマ、CMのロケ地になることも多い。2011年10月には道東自動車道と道央自動車道が直結したことで、道東圏から自動車で訪れる観光客も増えた。小樽市によると、年間の観光入り込み客数は、1999年度の973万人をピークに減少傾向にあり、2011年度は東日本大震災の影響もあって604万人にまで落ち込んだが、2013年度は円安傾向による旅行需要の増加などを背景に710万7700人と、5年ぶりに700万人台に持ち直した。2013年度の観光入り込み客数は、小樽市の人口12万6194人(2014年5月末)の56倍に及んでいる。

ロケーション抜群、国内有数の観光スポット

小樽が流通港として隆盛を極めていた大正末期に完成した小樽運河は、周辺に軒を連ねる石造り倉庫群とともに国内有数の観光スポットとして知られる。運河としての役割は昭和初期までがピークで、その後はふ頭や荷役が機械化などにより利用価値が薄れ、1966年には全面埋め立てが都市計画決定された。しかし、多くの住民を巻き込んだ約10年間の運河論争を経て、都市計画は一部埋め立てへと変更され今に至る。全長1140メートル、幅20メートル(延長650メートル)、ガス灯63基を配した散策路は1120メートル。日中は、記念撮影をする大勢の観光客であふれる。また、ガス灯が灯る夜間は、幻想的な雰囲気へと趣が一変するのも必見だ。

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Access

小樽運河

JR小樽駅から徒歩8分

十勝からのアクセス

帯広から約250キロメートル。自動車で高速道路を利用(道東自動車道道央自動車道札樽自動車道)して約3時間半。2011年10月に道東道と道央道が直結したことで、帯広―小樽間の所要時間は30分以上短縮された。

小樽天狗山ロープウエイ

〒047-0023 小樽市最上2丁目16-15

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