小樽市
国内有数の観光地小樽市にある道内最大級の水族館。年間35万人を超える有料来館者数を誇り、300立方メートル以上の大型水槽(3基)を含む50以上の水槽では、ギンザケやオヒョウ、群れを成して回遊するサバ、ウミガメやエイ、イルカやサメなどの海水魚をはじめ、日本最大のイトウやアマゾン川流域に生息するピラルクなどの淡水魚が優雅に泳ぎ回る。また、本館に隣接するイルカスタジアムや海獣公園では、イルカのショーや、トドやアザラシ、セイウチなどの海獣ショーを楽しむことができる。
第三セクターの株式会社小樽水族館公社(磯谷揚一代表取締役社長)が管理運営する水族館。1958年に開催された北海道博覧会の「海の会場」としてスタートし、翌年に運営主体が小樽市に委譲され、1974年に現在地に新築オープンした。敷地内には、本館(延べ床面積5682平方メートル)をはじめ、イルカスタジアム(同1337.3平方メートル)、ペリカン舎(同57.67平方メートル)、海獣公園(同4万6000平方メートル)、遊園地(敷地面積1万1000平方メートル)、収容台数1000台の駐車場(同2万1896平方メートル)が整備されている。イルカなどの哺乳類11種99点をはじめ、鳥類3種85点、爬虫類3種8点、両生類6種129点、魚類188種1万1132点、無脊椎動物65種1644点など、魚類の稚魚などを合わせると飼育展示総数は2万点を超える。
十勝からのアクセス
帯広から約250キロメートル。自動車で高速道路を利用(道東自動車道〜道央自動車道〜札樽自動車道)して約3時間半。2011年10月に道東道と道央道が直結したことで、帯広―小樽間の所要時間は30分以上短縮された。