釧路湿原国立公園
太平洋岸の代表的な港町・釧路は、海と大地の自然の風景を併せ持ち、国内でも広く知られる地域だ。国際的にその名を知られた釧路湿原は特別天然記念物である「タンチョウ」の繁殖地としても特に有名。また、港を眺めれば、地域でPRする「世界三大夕日」のスポットでもある。
1958年に「釧路湿原」と名づけられた湿地帯には国の特別天然記念物に指定されたタンチョウの繁殖地として広く知られる。80年には国内第1号となる「ラムサール条約」の登録湿地に指定された。この条約は国際的に重要な湿地に関するもので、水鳥の生息地としてだけではなく、湿地そのものが持つ機能・資源・価値を将来にわたり維持していこうとするものだ。東西に設置された展望台からはさまざまな湿原の姿を一望することができる。季節によってはタンチョウの飛来も見られ、その眺望は多くの観光客を魅了している。
湿原や港から眺める夕日も釧路観光の目玉だ。釧路市が発信する釧路観光のホームページでは、釧路港の夕日がインドネシア・バリ島、フィリピン・マニラと並ぶ「世界三大夕日」に数えられるとうたっている。特に空気が澄んだ秋口から冬にかけては夕日が赤く染まる様子が、カメラマンの撮影スポットにもなっている。
十勝からのアクセス
帯広から国道38号を東進。釧路湿原の東端である細岡展望台までは約2時間。夕日を眺望する撮影スポットまでは約2時間。道東の拠点都市である釧路は、自然風景とともに豊富な海産物のグルメが堪能できる。