CHITOSE OUTLET MALL RERA
道央圏に位置する千歳市に2005年4月29日開業。千歳マネージメント有限会社(東京・関根真実代表取締役)が整備し、商業施設企画・開発プロデュースを手がける株式会社プロッド(東京・田中紘之代表取締役)の関連会社「プロッド・イクス」(千歳市・外狩宏道代表取締役)が管理運営する。道内外から年間400~450万人の観光客が訪れる。
2007年4月20日に第2期スケールアップオープン。22万7000平方メートルの敷地には140店舗(店舗面積2万8000平方メートル)が出店し、400以上のブランドをショッピングできる。駐車場は、4800台収容可能で無料。『レラ』は、アイヌ語で風を意味する。千歳アウトレットモールは、風が吹き抜ける異国の街並みをイメージした造りで、屋根のない開放感ある通路を散策しながらショッピングが楽しめる。ドッグランもあり、愛犬を連れて入場できるのもペット愛好家にとってはうれしい。また、アトリウムやプロムナードでは、子供たちが自由に遊べるスペースや、休日には多彩なイベントが行われており、家族連れ、カップルなど、幅広い年齢層が集う。
物販は118店舗あり、衣料、雑貨、時計、靴、バッグやアクセサリー、インテリア&ライフグッズなどの人気ブランド『UNITED COLORS OF BENETTON.』、『GAP』、『Point dig』、『Samsonite』などが軒を連ねる。飲食は17店舗あり、人気コーヒーショップ『TULLY´s COFFEE』をはじめ、『ラーメン 櫻島』、『STEAK MOUNTAIN』など幅広いメニューを楽しむことができる。付近には、年間1900万人の旅客数を誇る新千歳空港があり、台湾、シンガポール、タイ、中国などからの海外観光客や、空路で道内に訪れた国内観光客らは、空港発着の無料シャトルバスを利用し、ショッピングに立ち寄る。海外観光客の対応としては、とくにイスラム圏の誘客を狙い礼拝室を設置したほか、免税店も数多くある。このほか、Wi-fiスポットも拡充するなどの環境整備を進めている。
JR南千歳駅から徒歩約3分、道央自動車道の千歳インターチェンジから車で約10分の距離にあり、道内各地から観光客が列車やマイカーで訪れる。千歳市観光振興課によると、04年に年間187万7000人だった観光入り込み客数は、05年には『レラ』や『道の駅サーモンパーク』のオープン効果などもあって434万人に飛躍的に増えた。07年には559万4000人と初の500万人の大台に乗り、08年以降も450万人超で推移している。『レラ』は1500人規模の従業員を擁し、地元採用も含め、雇用面での千歳市への貢献度も大きい。同課は「アミューズメントを兼ね備えた新千歳空港や、レラ、道の駅の大きな魅力を生かすために連携をさらに強化し、さらなる誘客、経済波及効果につなげたい」として、十勝からも多くの入り込みに期待を寄せている。
道東自動車道
「帯広JCT」〜「千歳東I.C.」約120分
JR〈南千歳駅まで〉