ASAHIYAMA ZOO

旭川市旭山動物園

日本最北の動物園であり、動物の自然な生態を見せる「行動展示」が全国的に有名になった旭川市の旭山動物園。2013年の入園者数は165万人。ピーク時(07年)の入園者数307万人からほぼ半減したが、なお旭川市の観光入り込みの3割(13年実績)が訪れる人気施設となっている。

「ありのまま」行動展示が人気

開園したのは1967年。入園者減少に歯止めをかけるため97年から導入した「行動展示」が話題を呼び、テレビ番組で特集されたこともあって入園者が増加傾向に転じた。代表的な展示では、目前の水槽トンネルを愛嬌たっぷりに通り過ぎるアザラシの様子、ホッキョクグマが水槽越しの見物客めがけてダイビングする姿も話題となった。また、オランウータン舎では頭上でロープをわたる行動展示も注目を集めた。08年にはオオカミの森、13年にかば館など話題となる施設が次々完成した。特に、カバの生態が水中で見られるとあって再び注目の的になっている。どの動物も“ありのまま”の愛らしい姿を披露している。

旭山効果で観光客増

旭川市のまとめによると、〝旭山効果〟もあって道内や札幌圏からの観光客が増え、特に近年は外国人の宿泊者が増えている。2010年の5万人をピークに、東日本大震災の影響で一旦減少したものの13年は4万8000人余りに回復。立ち寄り客を含めた外国人の人気は年々高まっている。「台湾など東南アジアからの観光客が団体で訪れるのみならず個人客の姿も目立っている」(広報担当)というのも特徴。北海道の中心に位置する旭川は、知床方面、道東・十勝、札幌圏を結ぶ北海道観光の「ハブ」を担っている。

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Access

旭川市旭山動物園

〒078-8205 旭川市東旭川町倉沼
TEL 0166-36-1104

旭川市旭山動物園 公式HP

とかち帯広空港から車を使った場合

帯広広尾自動車道および道東自動車道から富良野経由で約3時間半の所要時間。富良野経由では途中にラベンダーの丘陵地帯を眺めながらの北海道らしい景色を堪能でき、写真やカレンダーに現れるような風景を楽しむことができる。

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