初めての外出禁止令
ブリザード後には吹き溜まりが多くの場所で見られた
昭和基地北東から低気圧が接近した影響で１０日、越冬交代後初めての外出禁止令が出された。ブリザードになったのは２０１５年１１月１日以来。平均風速１０㍍、視程１㌔以下が６時間以上続きＣ級ブリザードとなった。
ブリザードの分類は、
Ａ級ブリザードは視程１００メートル未満、風速２５メートル以上、継続時間６時間以上
Ｂ級ブリザードは視程１キロ未満、風速１５メートル以上、継続時間１２時間以上
Ｃ級ブリザードは視程1キロ未満、風速１０メートル以上、継続時間６時間以上
今回は一番弱いブリザードに分類されるが、１０日午後２時１０分には瞬間風速３４・５メートルを記録した。
ようやく、隊員が外に出て通常の活動ができるようになったのは、11日の夕方。外に出ると基地のいたる所に吹き溜まりができていた。
越冬交代後初の外出禁止令が出された
ブリザード中（上）とブリザード後（下）
南極のブリザード
