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ごあいさつ

十勝毎日新聞社 代表取締役社長 林 浩史 「地域の発展とともに」を社是に新聞発行を続け、今年で100年という節目を迎えることができました。これもひとえに、勝毎をご愛読いただいている多くの読者、並びに各種事業・広告掲載などでご支援ご協力をいただいている企業の皆さまのおかげであり、心より感謝を申し上げます。

 創業者の林豊洲は創刊当時、「帯広こそ北方文化創造の基地である。フロンティア的地域環境開発には、文化と情報と精神の開発が必要である」と語っております。この創業の精神が郷土の発展を掲げる社是となり、2代目の克己、3代目の正巳、4代目の光繁、そして5代目の私へとバトンが引き継がれていき、時代の変遷とともに幾多の困難を乗り越えてきました。

 勝毎は「顔の見える紙面」と「読者本位」を編集方針の基本に据え、十勝の話題をきめ細かく報道する「ハイパーローカルの紙面づくり」を徹底し、十勝最大のシェアを誇る夕刊紙として親しまれています。一日一回の夕刊報道にとどまることなく、WEBニュース「勝毎電子版」による24時間報道、米国の有力経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」を発行するダウ・ジョーンズ社とも提携し、ローカル、グローバル双方の情報にアクセスできる環境を整えてきました。社会情勢がめまぐるしく変化する中、今後もデジタル化、グローバル化を見据えた取り組みを続けていく所存です。

 本年は100年という節目であるとともに、6月25日には紙齢3万号を迎えました。また、周年事業の一環で7月6日〜9月1日の約2カ月間、北海道立帯広美術館でデジタルアート展を開催いたします。世界で活躍するプログラマー・クリエーター集団の協力を得て、テクノロジーを駆使した幻想的な空間を作り出します。小・中学校、高校でプログラミング教育が2020年度から順次必修化される動きに先駆け、AI時代を切り開く最新のデジタル技術に親子で親しんでいただければ幸いです。デジタルアートを通じて子どもたちの豊かな創造力や思考力を向上することが、結果として地域に貢献できる人材の育成につながることを期待すると同時に、さまざまな事業を手掛けてきた勝毎の新たな可能性もお見せできると思います。

 十勝毎日新聞グループは、メディアと観光が融合した魅力ある企業としてこの先も郷土の発展を掲げ、未来ある十勝を皆さまとともに築いていくことを誓います。今後ともご理解とご支援をよろしくお願い申し上げ、お礼のご挨拶とさせていただきます。


十勝毎日新聞社 代表取締役社長 林 浩史

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