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可搬式オービス、本格運用開始へ 十勝全域で取り締まり強化

十勝機動警察隊に導入された「可搬式オービス」

 十勝機動警察隊(三浦大輔隊長)は4月から、隊員2人で構成する「取締運用調整小隊」が、新たに導入する可搬式速度違反自動取締装置(可搬式オービス)を使った取り締まりを十勝管内全域で行っていく予定だ。

 道警は取り締まり場所の制約を受けず、少人数での対応も可能なことから、可搬式オービスを2019年4月に取り入れた。その後、道警本部が2台、釧路など4方面本部が1台ずつ導入しており、同隊への導入で計7台を備えることになる。

 昨年、同隊や帯広署(工藤博光署長)は、可搬式オービスを釧路方面本部(釧方)からその都度運び、十勝管内で運用していた。同署によると、同署管内で昨年は8回、1度につき5時間程度、可搬式オービスによる取り締まりを行い、運転手を識別できなかった写真も含めて、速度違反車を約120台撮影したという。三浦隊長は「今回の導入により、運んでくる労力や時間を省き、より効率的かつ高い頻度で取り締まることができる。毎日の実施も視野に入る」と話す。

 同隊は可搬式オービスを、はじめは主に小学校などの通学路や、交通死亡事故現場で運用する。設置する道路の約200メートル手前には「速度取締中」と記載した看板を置く。河奥利之副隊長は「少しでも事故の抑止力となるよう、神出鬼没な活用をしていきたい」と話している。(山田夏航)

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