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「熱くなった」「元気が出る」 野球世界一に十勝も歓喜 WBC

職員手作りの国旗などを手に、侍ジャパンを応援するお年寄りら(22日午前10時20分ごろ、デイサービスセンター帯広至心寮で)

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は日本時間の22日、米マイアミで決勝が行われ、日本が米国を3-2で破り、14年ぶりの「世界一」に輝いた。会社員などは観戦が難しい平日午前の時間帯だったが、高齢者施設やJR帯広駅の待合室などでは、老若男女が躍動する侍ジャパンの選手たちを熱心に応援し、「感動をありがとう」と活躍をたたえた。

 JR帯広駅の待合室では試合序盤から若い男性4人が、設置してあるテレビで流れる選抜高校野球には目もくれず、スマートフォンでWBCを観戦。市内の高校を休んで応援しているといい、「登校中に見ていたら熱くなって、気付いたら校門前をターンレフトしてました」といたずらっぽく笑った。二回に村上宗隆選手が特大同点弾を放つと、「やっぱり神。昨日から一皮むけてくれて本当に良かった」と大興奮していた。

 市内のデイサービスセンター帯広至心寮(坂井淳施設長)では、高齢者の多くがテレビで観戦。職員手作りの国旗や「ガンバレ! 侍ジャパン」と書かれた紙などを手に「行けー!」「打ってー!」と熱のこもった応援を繰り広げた。

 試合は村上選手や岡本和真選手の本塁打などでリードしたまま終盤へ。市内の西元義久さん(88)は「巨人ファンなので岡本が打ってくれてうれしい。頑張っている姿を見ていると元気が出てくる」と、日の丸のはちまき姿で好プレーに拍手を送り続けていた。

 1点リードの九回には大谷翔平選手が登板。二死からマイク・トラウト選手を三振に抑えると、「うわー!」と歓声が上がった。市内の中村静子さん(86)は「このチームは団結力が素晴らしい。悩み続けた村上選手が打って、最後は大谷選手が抑えてくれた。本当にうれしい。感動した」と涙をぬぐっていた。
(松村智裕、山田夏航)

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