真冬に咲いた“桜” 彩凛華ライトアップ 28日開幕
【音更】光と音のファンタジックショー「第32回おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華(さいりんか)」(実行委員会主催)が28日午後7時、音更町の十勝が丘公園ハナック広場を主会場に開幕する。会場近くの遊歩道では、3本の木に満開の桜の造花を付けて、日本一早い“冬桜”としてライトアップする。2月19日まで。
“冬桜”は北海道観光振興機構の「地域の魅力を活(い)かした観光地づくり推進事業」の一環で、昨季に初開催。今季も道の駅ガーデンスパ十勝川温泉と十勝が丘公園を結ぶ林を抜ける遊歩道「光のアーリー(路地)」に、高さ4メートル2本、5・5メートル1本を設置する。
23日午後5時すぎ、担当スタッフらが試験点灯した。それぞれの木に約6000輪の花冠が取り付けられ、3方向からLEDライトを照射すると幻想的な“冬桜”が浮かび上がった。
彩凛華のメインは、大小約600の円すいや球体のオブジェが、音楽とともに色を変えるショー。期間中は午後7時から同9時まで実施する。アーチ型の歩道橋(高さ4メートル)も設ける。
町十勝川温泉観光協会の窪浩政事務局次長(57)は「コロナ禍前のにぎわいが少しずつでも戻れば」と話す。来場者にはマスク着用や検温の協力を求める。約100台分の駐車場は無料開放。昨季好評だった巨大あんパンは、物価高の影響でサイズをコンパクトにして販売する。問い合わせは同協会(0155・32・6633)へ。(内形勝也)
真冬に咲いた“冬桜” 彩凛華ライトアップ 28日開幕