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なかやまきんに君効果で来場者数1・7倍、馬券発売額17億円超 正月競馬

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 帯広市は主催するばんえい競馬の今年度正月開催(2~4日)の馬券発売額をまとめた。3日間の合計は17億4791万円で、前年同期(16億8752万円)を上回った。帯広競馬場の来場者数も前年同時期の1・7倍で、イベント開催もあり客足が伸びた。

 今年の正月開催は昨年と同じ日程で行い、2日は7億円を突破。4日のみ前年を下回ったが、発売額の9割以上を占めるインターネット販売が引き続き好調だった。市ばんえい振興室は、インターネット投票サイトの会員数が増えていることに加え、「イベント開催などにより、ばんえい競馬の認知度が高まっている」とする。

新年最初の第1レースを観戦する来場者ら(2日)

 来場者数は、タレントなかやまきんに君のステージイベントが行われた2日は、今年度最高の7379人で前年同日の2倍以上に。同日の場内での発売額は3105万円で、前年同日より920万円伸びた。3日間の合計は1万1185人で前年同期(6461人)より大幅に増加。新型コロナウイルス対策の行動制限がなかったことも要因とみられる。

 昨年12月30日には1日当たりの馬券発売額が過去最高の7億5312万円を記録した。今年度の累計発売額(1月4日まで、116日間)は425億8652万円。過去最高だった前年同時期を10・9%上回るペースで、昨年に続き更新する公算が大きくなっている。

 同室の滝沢仁室長は「今後も情報発信やファンに喜んでもらえるイベントや取り組みなどをしていきたい」としている。(大海雪乃)

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