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DRAPEの若手美容師2人がワン・ツー 道美容師コンテスト

グランプリに輝いた福田さん(左)と準グランプリの高松さん

 美容師がカット技術などを競う道内最大規模のコンテスト「H・D・C/H・H・A2022」(ガモウ北海道主催)のリアルデザイン部門で、帯広市内の美容室「DRAPE」(西21南4)の福田珠菜さん(24)がフューチャースター・グランプリ、高松茉衣さん(28)が同・準グランプリに輝いた。同僚同士で1、2位を獲得した2人は、技術のさらなる向上へ意欲を見せる。

 福田さんは音更高を卒業し、同店に就職。働きながら通信制の美容学校に通い、美容師免許を取得した。現在はアシスタントとしてスタイリストを手伝い、営業後にカット練習などに励む。

 同コンテストには入社1年目から応募している。受賞作「愁い」は高校時代の友人がモデルを務め、朝露にぬれたような雰囲気を表現。顔周りにかかる髪の毛にこだわり、メークもウエット感を出した。

 グランプリ受賞に「頭が真っ白になった」と振り返り、「もう少しでスタイリストデビューなので頑張りたい。来年も結果を出せるよう応募を続けていきたい」と張り切る。

 高松さんは帯広北高、札幌市内の専門学校を卒業し、2015年に入社。2年前にスタイリストデビューした。受賞作「Angelice」は、来店した顧客に提案して仕上げたスタイルをそのまま出品。ゆるやかなパーマで天使のようなかわいらしさを出した。

 フューチャースターは29歳以下の若手が対象。高松さんは「毎年最終選考に残っていたので『やっと』という感じ。年齢もぎりぎりだったので良かった」と喜ぶ。

 同店の丁野拓哉店長(37)は「コンテストの出品は技術や感性をサロンワークに生かすのが目的。他の美容師の刺激にもなる」と話す。

 コンテストは9月に札幌で開催。写真審査のリアルデザイン部門とクリエイティブデザイン部門に計193点が寄せられたほか、会場でウィッグのカットを競うコピーカットコンテストなどが行われた。

 同店からは井上正人オーナー(50)がクリエイティブデザイン部門準グランプリ、丁野店長がリアルデザイン部門デザイナーズ賞に選ばれた。(澤村真理子)

 この他の管内入賞者は次の通り。(敬称略)

◇リアルデザイン部門
▽優秀デザイナーズ賞=善村慎平(kiriko atelier)
▽デザイナーズ賞=同

◇コピーカットコンテスト
▽準グランプリ=前多理沙(ヘアサロンアンド)

◇リアルカットスタイル
▽優秀賞=丹野裕二(帯廣美容所)

◇エリアサーキット
▽入賞=高橋達也(ジェム&ルイ)

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