帯大谷高生、帯広市共同募金ピンバッジをデザイン
帯広市共同募金委員会(伊藤進会長)は、今年度の赤い羽根共同募金の「ご当地ピンバッジ」2種類を作製した。帯広大谷高校(小野茂校長)美術部1年の蔵光永(はるか)さん(15)と畠山かのさん(16)のデザインを採用し、ジャガイモやクロユリをモチーフとしている。
ピンバッジ製作は3年ぶり。2018年度は帯広柏葉高、19年度は帯広三条高の生徒がデザインした。今年度は帯広大谷高の美術部、イラスト部からデザインを募り、集まった17作品の中から選ばれた。
蔵光さんは市の特産品の小麦のある風景とジャガイモの愛らしいキャラクターを描いた。畠山さんは市の花クロユリと赤い羽根を、白色を背景にシンプルな構図で表現した。
蔵光さんは「きれいなバッジになってうれしかった。私のデザインが、募金のきっかけになれば誇らしい」、畠山さんは「選ばれて驚いた。自分のまちをより良くする、共同募金の取り組みを改めて実感した」とそれぞれ話していた。
伊藤会長は「2人の優しい気持ちが表れた素晴らしいデザイン」とたたえた。
バッジは計2000個を製作。帯広市グリーンプラザで500円以上の寄付者に贈っているほか、10月1日からは帯広競馬場の馬の資料館やJR帯広駅2階の帯広観光コンベンション協会でも取り扱う。
問い合わせは同委員会事務局(0155・21・2414)へ。(松村智裕)