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大雨で日勝峠、狩勝峠、道東道通行止め

大雨で水がたまった住宅前の低地(16日午前9時50分ごろ、新得町上佐幌。平田幸嗣撮影)

 前線を伴う低気圧の接近による15日からの大雨の影響で、道東方面への主要道路となる日勝峠(国道274号)、狩勝峠(同38号)、道東自動車道が16日朝から通行止めになっている。日高町側の日勝峠1号目付近では土砂崩れが発生。トレーラーなど大型車両19台が立ち往生しており、門別署などが避難誘導に当たっている。

 日勝峠のある国道274号は、午前9時に日高町大颱橋-清水町石山までの33・3キロが通行止めに。日勝峠1合目付近で崩れた土砂が道路をふさいでいるほか、日高町側の複数箇所で土砂崩れが発生している。門別署によると、けが人はいないものの大型車両が立ち往生し、清水町側に車両を避難誘導させている。

 道東自動車道では午前5時28分に池田インターチェンジ(IC)-本別IC、本別ジャンクション(JCT)-足寄ICの区間でのり面の一部が崩れたため通行止めとなり、午前8時40分には降雨により夕張IC-十勝清水IC間が通行止めになった。

 狩勝峠のある国道38号は午前10時30分に基準雨量に達したことから、南富良野町落合-新得町新内までの15・7キロの区間が通行止めに。旭川開発建設部は「雨がやみ次第、点検して解除する予定。道東への主要道路が通行止めになっており、現在、広域迂回(うかい)路を検討している」と話している。

 また、国道236号の天馬街道の広尾町上トヨイ-浦河町上杵臼間(27・8キロ)が大雨に伴う土砂流入のため、正午から通行止めになった。

 道東への主要道路の通行止めにより、帯広と札幌を結ぶ都市間バス「ポテトライナー」が運休になっているほか、帯広-旭川間の「ノースライナー」は午前8時10分帯広発の便は運行したものの、旭川からの折り返し便については運行会社間で協議している。

 このほか、上士幌町内の道道660号(居辺本別線)の居辺橋が居辺川の増水により通行止めになっている。(完戸雅美)

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