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編集余録「開拓のうた」

 私の歌の師野原水嶺は明治33年、岐阜県揖斐郡小島村で生まれた。生家は稲作・茶栽培の中農。大正9年、一家七人で芽室村久山に入植。一面クマザサがうっそうと茂る未開地だったという。水嶺の第2歌集『本籍地』(日本文芸社)には開拓の歌が多く収められている

▼〈こちらからも野火を放てばよろこびて火はわが拓地一帯に燃ゆ〉-。野火を放つ目的は、雑草や雑木を焼き払い開墾しやすくするためである。〈こち...


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